地域ネットワーク
道路が繋ぐもの。それは単に、ある地点間などの物理的なものだけではありません。
“ライフライン”この言葉の深き意味を私たちは追求しています。
まちは”道”を基本としてカタチづくられてきました。
人の移動はもちろん、さまざまな物や情報が”道”を使って運ばれてきました。
しかし”道”は単に経済発展や渋滞緩和だけのものではありません。
近年多発する未曾有の災害。人の生命を左右するのも”道”なのです。
緊急車両のルート確保、救援物資の供給など、”ライフライン”という深き意味を私たちは真剣に考えています。
“道”づくり・・・それはわが国の経済発展には欠かせません。そして、人の命を守る大切なこと。
その”道”でまた、人の心が確かな絆で繋がれる。そう私たちは信じています。
河川環境の創造
水環境の創出
下水道の3つの役割。それは、雨水を排除して都市を浸水から守ること。水洗トイレの普及で川がきれいになること。家庭や工場から出る汚れた水をきれいにして川や海に返し、水環境を再生すること。まちを支える大きな力。しっかりと暮らしをサポートします。
国内最古の下水道がつくられたのは、今から約400年前。大阪築城を機に豊臣秀吉〈1537~1598〉1598が建設したもので、「太閤下水」あるいは建物と建物が背中合わせになってるところに掘られていたので「背割下水」と呼ばれています。各戸の生活排水は家の裏手の太閤下水に流され、そこから東横堀川または西横堀川に排水され、さらには大川へ放流されていました。
大阪築城に伴う道路と下水道を備えたまちづくりは、我が国の都市計画史上画期的なものと高く評価され、その後の日本の都市のモデルとなりました。太閤さんの残した貴重な遺産は今も一部が現役で、多くの人が400年以上前の設備の世話になっているのです。
まちづくり
社会資本保全
誰もが安心して暮らせるまち。それには、いざという時人びとの命を守るライフラインを普段からしっかりと支えていることが大事なのです。
まちと人、安全で安心な生活を守ります。
1995年1月17日に起こった阪神・淡路大震災によって、淡路島北端から阪神間の一帯はその風景が一変しました。
高速道路が倒壊し、落橋した光景は心に深く刻み込まれています。
阪神・淡路大震災と同規模の地震が、万一発生した場合でも耐えられるような耐震補強工事̶橋桁を支える支承を耐震性の高いものに取り替えたり、コンクリート構造物の剥落防止やひび割れ進行防止を行うなど、地震に対する安全性を高めるためのメンテナンスに日々取り組んでいます。